あれは、とらが
極悪白ボスと大バトルをして
4回目に死にかけた時
とらは体中に白ボスのキバと
爪を受けて
毒が全身に回り、
病院で打ってもらった
抗生物質も効かず
高熱を出して苦しんで
おりました
ズタズタに咬まれた
左手はパンパンに
腫れあがり、
腫れは体本体にまで及び、
どんな格好で寝ても
全身が痛くて
2分とじっとしていられない、
という痛々しい状況でした
左手をかばいながら
姿勢を変えては寝、
変えては寝、
を繰り返していたとらが、
何を思ったか、
ふらふらと歩いてきたかと思うと
突然、
「ニ゛ャーッ!!
(痛いニャ!何とかしろニャア~!!)」
と、大かんしゃくを
起こしたのでした
とらと接していると、
人間の5歳くらいの男の子と
接しているようだ、
と時々思う私なのですが
今、振り返ってみると、
まさしくその時のとらは
そんな感じであったなあ、
などと
なつかしく思うのであります