2011年10月21日金曜日

「もんきっちゃん」と呼ばれた日には

とらの名前は
「とら」でありますが、

飼い始めのころから


「とらち」「とらきち」

などの愛称で
呼ばれております

近ごろでは
それが変容し

「とらちもんきち」

などと妙ちくりんな
名前でしばしば、呼ばれており、

最近では
それがさらに進化し、


「もんきち」「もんきっちゃん」


などと、すでに
「とら」もへったくれもない
状況なのでありますが

(主にワタクシが呼んでおります・・・)


もんきっちゃんは、
もんきっちゃんと
呼ばれても、

もんきっちゃんとは
自分のことだと

ちゃんと理解しており、

スンナリと
もんきっちゃんを
受け入れておるワケですが、


「お前、それでいいのか・・・」


と、「もんきっちゃん」の
開発者である私が

なんか、気をもんでいる、

というおかしな状態の

現在の我が家なので
ありました・・・

ゲロ犯人の処世術

用事で一階に
下りて行き、

しばらくして
部屋に戻ってくると、

太郎が、部屋中に
吐き散らかした跡が・・・

いつも私が座っている
座イスの上が
一番被害が大きく、

つい、こないだも
座イスの上に
吐かれたばかり

猫が吐くのは
毎度のことですが、

「なんでわざわざ、こんな所で吐くねん」


と、つい、少々頭にきた私は

座イスをドライヤーで
乾かしながら、

太郎にお小言


小言を言われている間、
太郎はどうして
いたかというと

あっちを向いて
完全に、


「ボク、知らんもんね」


を決め込み


こちらを振り向きもせず、

徹底して
しらんぷりを
貫いておりました


で、それを見た私は、


「猫の反応っておもしろいなあ・・・」


と、妙なところで
感心していたのでありました・・・

(猫バカです・・・)

2011年10月7日金曜日

空気読み猫の苦悩?

猫は自由気ままで

自分の気に入らない
ことはしない、

と、言われております


とらも、もちろん
猫ですので、

そういう猫特有の
側面も持っておりますが

とらは、基本、

気ィ使いの
空気読み的な
ところがあります

とらに、

「ゴハン、付き合って」

と言われ、
おつき合いすると

食べ終わって
気が済んだとらは、

「もう用は無いニャ」

という表情をしながら、


「でもせっかく付き合って
もらってハイ、じゃあね、と一方的に
去るのもなんか悪い気がするニャ・・・」


というオーラを
出しながら

ぎくしゃく歩いて
ゆくのですが、

そんな時に、

「とらちゃん、もう行くの?」

などと声をかけると、


「なんか呼んでるニャ
でもボクは向こうの部屋に
行きたいニャ」

との思いに
板ばさみになりながら

体をカックン、カックン
させながら

去っていくワケなので
ありますが、


気ィつかってるなあ・・・

でも猫だから
そこはやはり行くのね、

などと思いつつ、

猫好きとしては、

そこがやはり、
猫のいいところ、

なのでありました

とらのおとっつあん

私は、もう何年も前、

とらのお父さんと
思われる
オスの野良猫を

一度だけ
見かけたことが
あります


そのころ、この辺りには

茶トラの
似たような猫が
何匹もおり、

その猫も、
そのうちの一匹
だったのですが

とにかく、もう、
とらにそっくり!

最初見た時、

「え?とらちゃん?」

と、声をかけてしまったほど

特に、顔が瓜二つ
でありました


声をかけたとたん、
バーッと
逃げてしまったし、

体格がとらより
大分大きかったので

違う猫だ、
と、すぐ気付いたのですが


一瞬のことでしたが、

今でも、あれは
とらのお父さんだ、と、

直感に似た確信を
持っています

それほど似ていましたし

兄弟とかではなく、
父親だ、と思わせる何かを、

その猫は
持っていたのです


結局、その猫を
見かけたのは

後にも先にも
それ一度きりです


明らかに野良で、
毛も大分すすけていたし

たぶん、あの後、
そう間もなく

死んでしまったのではないかと
思われるのですが、

ひょっとすると、

あの極悪白ボスにやられた、

ということも
考えられます

(白ボスは殺し屋のような
やつでしたので・・・)

その白ボスも今は亡く、

猫世界の栄枯盛衰を
思いながら

とらちゃん、
お前は長生きしろよ、と

とらにつぶやく
私でありました・・・